健康コラム
←今月のコラムトップへ
床に座るときにはどう座ったらいい?

患者さんから「私の家では床に座って生活しているんだけど、床に座る時はどうしたらいいの?」と質問がありました。
床に座るにしても、いろいろな座り方がありますので、今回はそれぞれの座り方について考えていきます。

正座
腰のことだけを考えると、腰に良い座り方であると言えます。但し、膝や足首に負担がかかるので、不調や痛みがある方にはおすすめいたしません。

あぐら
足は楽でも、腰への負担がかかる座り方です。股関節が極端に外側に回ってしまいます。股関節は骨盤にくっついているので骨盤のゆがみが出てきます。

体育座り
膝を手で抱えるので楽ですが、腰に負担のかかる座り方です。腰の反りがなくなり、丸まりが強くなってしまいます。

長座
これは脚に柔軟性があれば、良い座り方になります。しかし、ふとももの裏の筋肉(ハムストリング)が硬い方の場合、腰が丸まってしまうので負担がかかります。

座椅子・壁・クッションなどによりかかって座る
これも非常に楽ですが、徐々におしりが滑って前に移動してしまうと、腰が丸まって負担がかかります。

腕を支えにして座る
支えている腕と腰に負担がかかり、肩のコリにもつながってきます。また、片腕を支えにすると横にねじれて腰に負担がかかります。

ぺちゃんこ座り・女の子座り・とんび座り・あひる座り
股関節が極端に内側に回ってしまいます。股関節は骨盤にくっついているので骨盤のゆがみが出てきます。場合によっては膝にねじれが出てしまうので膝の痛みや歪みが出てきます。

横座り
カラダがねじれるため、腰に負担が大きい座り方です。

*    *    *

座り方っていろいろありますよね。 ほとんどの座り方で腰が丸まる、あるいは横に歪んでしまいます。

さて、そんな選択肢がない中でも腰に負担が少ない座り方を選ぶとするならば、「正座」あるいは「壁によりかかる長座」、「あぐら」でしょうか。どれも気をつければ腰の反りを保てる座り方です。
もともと人のカラダは立つように設計されているので、座るときに椅子でも床でも無理がかかります。床に長く座る場合は上記の三つの座り方を交互に行い、同じ負荷をかけすぎないようにしましょう。
「壁によりかかる長座」や「あぐら」の場合は、タオルや座布団を骨盤の下に敷いて骨盤を前傾させると腰の反りをキープできます。





*    *    *

床に座っていなくても、立っていると腰の反りがなくなっている方がいます。このような方の場合、上記の座り方をしたとしても窮屈だったり、痛みを感じる場合があります。
そのような際には、カイロプラクティックで骨盤や背骨のゆがみを調整することで座りやすく楽な状態に近づけることができます。気になる方はぜひご来店ください。

▲このページのトップへ

メニューへ
トップページへ
Copyright(c) 西荻窪北口接骨院
All Rights Reserved.