食べる、眠る。私たちは当たり前のように毎日していることです。
この当たり前のことこそが、日頃、私たちの疲れを解消する秘訣になっていることを忘れてはいませんか?
私も食べること眠ることは大好きです。毎日していることだからこそちょっとした工夫で疲労度も変わっていくはず。
そこで、今回のコラムは身近な「疲労回復」フォーカスしてみました。
■まずはご自身の疲労度をチェックしてみましょう♪
あなたはいくつあてはまりますか?
1. 駅などで階段を使わずエスカレーターに乗ることが多い
2. 最近特に甘いものが欲しくなる
3. いつも眠い感じがとれない
4. 風邪をひきやすい
5. 肩こりや頭痛がある
6. 集中力がすぐに切れやすい
7. 物忘れが激しい
8. 何をするにも意欲がわかない
9. いつもイライラしている
10. クリエイティブな発想ができない
診断結果
0〜3コの方…疲れはほとんどなし
4〜6コの方…疲れ気味
7〜10コの方…疲れがだいぶ溜まっている
*食べて疲労回復
エネルギーを使い果たせば、肉体的に疲れが生じます。このため、エネルギーを体内に送り込めば復活出来るというわけです。
復活のエネルギー源になるのはとにかく食事! 脳と身体のエネルギー源といえばご飯やパン、パスタ等に含まれる糖質。
これに、下にまとめた疲労回復に効果的な食材を加えるのが効果的です。これらの食材をバランスよく食べれば疲労知らずに一歩近づけるかもしれません♪
○ブドウの果実・はちみつなどに多く含まれるブドウ糖
○レモンやグレープフルーツなどの柑橘類に含まれている酸味成分クエン酸
○山芋、里芋、オクラ、なめこなどに含まれるネバネバな成分ムチン
○肉や魚に多く含まれる動物性タンパク質
○豚肉の赤身や鰻のかば焼きなどに多く含まれるビタミンB1
○グリーンアスパラガスやナッツに多く含まれるアスパラギン酸
*眠って疲労回復
睡眠は最大の休養です。このため疲労がたまるのは睡眠不足が原因と考えられます。
但し、睡眠時間が短くても元気な人がいるように大切なのは眠りの長さではなく質。質のいい睡眠とは深い眠りのこと。ポイントは30秒から数分で眠りにつくことです。
これは睡眠前の自律神経がカギ。興奮モードの交感神経を鎮めて、リラックスモードの副交感神経にスイッチされていると、スムーズに深い眠りに落ちていけます。
■快眠できる環境作り♪
●温度、湿度
室温の理想は、冬は15℃、夏は25℃、湿度は年間通して50%前後が理想です。
●照明
部屋は暗くするのが基本。暗くなることで体内のメラトニンというホルモンが眠気を催してくれます。
●音
気になる音には個人差はありますが、騒音があると眠りの質が落ちます。川のせせらぎのような音は心を落ち着かせ、質のよい眠りへ導いてくれます。
●枕
後頭部から首筋にかけての隙間にフィットして首を支えてくれる枕がベスト。目線が天井より少し下にくるくらいが良いでしょう。
* * *
今回は食べることと眠ることについて書かせていただきました。
人によって疲労回復方法は様々あると思います。まずは、少しでもいいから日頃の生活を見直し、身近にできるところから実践していくことが大事だと思います。
疲労を感じやすい方や全く感じたことがない方、様々な方がいると思いますが、疲労を感じない方は気付かないうちにこういった環境作りが出来ているのかも知れません。
私たちもカイロプラクティックによる骨格の調整と併せて、みなさまの疲労のない環境作りを一緒に考えるお手伝いできれば幸いです。