膝の痛みでお悩みの方は、当院にも多くいらっしゃいます。
膝の痛みの原因で主なものは、太ももやふくらはぎの筋肉の緊張によるバランスの崩れ、スポーツでの膝の酷使(ランナー膝・ジャンパー膝等)、肥満、O脚やX脚の姿勢の問題のほか、変形性膝関節症、靭帯損傷、捻挫、半月板損傷、関節リウマチなどさまざまな要素があります。その中から今回は、膝痛で比較的多い症状についてのコラムをお届けします。
スポーツをする人に多い膝痛み
■ランナー膝
ランナー膝とは、ランニングによる膝の使い過ぎによって起こる、慢性膝関節痛に対する総称で、ランナーの方々に起こりやすいということでそう呼ばれます。長距離のランニングが膝関節の周囲にさまざまな痛みをもたらすものです。
■ジャンパー膝
ジャンパー膝とは、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプやランニングを繰り返すことによって、膝蓋骨(膝のお皿)を中心とした部分に、痛む・腫れる・音がする・固くなるなどの症状がみられます。
■オスグッドシュラッター病(Osgood-Schlatter)
膝の下にある出っ張った骨辺りに痛みがみられます。急激な成長により膝が緊張状態にあるところに、スポーツによって力が繰り返し加わって起こるとする説が有力です。スポーツを活発に行う発育期の男子に多い症状です。
これらいずれの症状にも、スポーツ活動の制限や大腿四頭筋(太もも前面)・ハムストリングス(太もも裏)のストレッチ、サポーターの装着、運動後のアイシングが有効な予防策です。
日常生活での動作や不良姿勢で多くみられる膝の痛み
■膝前部痛
膝蓋骨周辺の痛みで、レントゲンでも異常はみられないことが多いのですが、しゃがむと痛い、膝全体がだるい、長時間いすに座っていると膝を伸ばしたくなる、階段の昇降時のみ痛い、といった症状がみられます。これらの症状は、ハムストリングス(太もも裏)の緊張が原因でみられる場合が多いです。
■膝の内側が痛い
中高年の膝関節痛の原因として最も多いものです。膝がこわばる感じがする、立ち上がる時に痛い、膝が伸び難い、などといった症状が進行すると、過度の内反膝(O脚)に至ってしまう危険性があり、特に肥満気味の方や過去に肥満であった方に多くみられます。正常な膝では重心が膝の中心にきますが、肥満体の方や重量物を持ち上げた際には重心が膝の内側に移動するため、内側の軟骨や半月板に負担がかかるためです。
これらの症状を軽減するためには、減量する、杖を使う、大腿四頭筋を強化するなどの対策が有効です。 膝には体重の約85パーセントもの負荷がかかるので、特に減量は重要だと考えられます。
■膝の内側・外側が痛い
下半身の筋肉のバランスが悪く、O脚やX脚であることが多いでしょう。O脚では膝の内側、X脚では膝の外側に負荷がかかりやすく、これらは膝痛になりやすい状態です。脚のバランスが崩れると身体のバランスも崩れ、膝だけでなく腰にも影響が出てきます。
これらの症状に対して、カイロプラクティックで身体のねじれや歪みのバランスを整えることはとても有効です。膝の痛みの原因が、骨盤や股関節の問題であることも少なくありません。
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当院のカイロプラクティックでは、まず全身の筋肉の緊張をほぐした状態で痛みの原因となっている骨格バランスの崩れを調整・矯正します。カイロプラクティックの本場、アメリカから輸入した専用ベッドを使用し、痛みなく、負担なく骨格にアプローチしますので、膝の痛みが気になる方は一度ご来院のうえお役立てください。
「スポーツによる膝の痛み」「生活習慣や体質による膝の痛み」のことなら、西荻窪北口接骨院へ