健康コラム
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生理不順について

近年、女性の社会進出に伴い、女性の半数以上が「生理不順」で悩んでいると言われています。

■生理不順とは
思春期から閉経を迎えるまで、妊娠中以外はほぼ月に一回、一定の周期で生理があります。正常な生理周期は24〜40日間。ずれても予定日の前後2〜5日程度なら正常周期であると言われています。その間に卵胞が育ち、排卵され、受精を待ち、その後子宮内膜がはがれ落ちて排出されます。
この周期の範囲を外れると生理不順と言われています。生理が続く期間は一般に3〜7日で、正常な生理では、一回の生理で40〜60グラムの出血量があります。

■生理不順のタイプ
これらの生理不順は、放っておくと不妊の原因になるようですので、婦人科での受診をおすすめします。
○原発性無月経
18歳を過ぎても初経がみられない。卵巣の発育不全や糖尿病などの病気が原因。
○頻発月経
月経周期が24日以下で、月に何回も生理が訪れる。排卵を伴わない無排卵や黄体機能不全などが原因。
○続発性無月経
60〜90日以上、生理がない。生理をつかさどる視床下部や脳下垂体の機能低下による。
○稀発性月経
月経周期が46日以上90日未満。無排卵周期症の場合が多い。

■生理不順の原因
生理が開始したばかりの思春期の生理不順は、卵巣や子宮の未熟さや卵巣機能の低下が原因であることが多いそうです。一方、20〜40歳代の成熟した女性の場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因であることもありますが、心身のストレスや環境の変化が引き金になって、ホルモンの分泌が乱れるのが原因であることが多いようです。
生理後、卵胞が育って排卵されるまでの間に分泌されているのが「卵胞ホルモン(エストロゲン)」で、排卵後、次の生理までの間に分泌されるのが「黄体ホルモン(プロゲステロン)」です。

■ホルモンの分泌を乱す原因
特に上記「エストロゲン」は、女性の体つきやお肌にも影響するので、ホルモンの分泌を乱さないための注意が必要です。
そのホルモンを乱す原因としては
○朝食を抜く不規則な食事
〇無理なダイエット
〇激しい運動
〇慢性的な身体の疲労
〇精神的ストレス
〇転職や引っ越しなどの環境の変化
などがあげられます。規則的な生活と食生活が大事であると同時に、慢性的な疲れやストレスもなるべく早めの解消が望ましいですね。

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最近では、インターネットのサイトや携帯・スマートフォンのアプリケーションでも、生理に特化したものが多くあります。生理周期のチェックや生理日・排卵日の予測から関連情報もあるようですので、チェックしてみてください。

「ホルモンバランスの乱れ対策」「ストレスや疲れ」のことなら、西荻窪北口接骨院へ

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