健康コラム
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「肩甲骨の強いハリ」について

まだ寒い日が続いていますが、この時期特に体の疲れや体の緊張を感じる人も多いのではないでしょうか。今回は、そのなかでも日常生活において特にあまり意識して使うことなのない「肩甲骨」についてのコラムをお届けします。あなたはきちんと使えていますか?

体チェック
まず、たすき掛けに背中で手を合わせようとした際、両手が届きますか?両手ともに重なる状態の方は、肩甲骨や肩周りの筋肉がしっかり動かせていると言えるでしょう。しかし、片方しかつかない方は、肩甲骨や肩周りの筋肉の使い方に左右差がある状態になっているかもしれません。また、左右ともに全然届かないという方は、肩甲骨や肩周りの筋肉の緊張が強くなっている状態ですので、肩甲骨周りのストレッチ〜日頃からの姿勢など気を付けなければなりません。

肩甲骨の動き
肩甲骨は腕と一緒に連動しているため、寒さで背中がまるくなり肩が内側に入ると、肩甲骨も元にあった位置から外側に移動してしまいます。その際、体にいらない老廃物などが肩甲骨の内縁に付着してしまうので、肩甲骨を元の位置に戻すのが難しくより前傾姿勢となってしまいます。

肩甲骨のハリを防ぐには?
肩甲骨の内側には「褐色脂肪細胞」という細胞が存在します。これは脇の下・腎臓周囲・首周囲・肩甲骨周囲に分布しているのですが、各部分を活性化することにより体の基礎代謝〜体温〜体の免疫力が上がり、風邪をひきにくく病気に負けない体づくりができてきます。また、基礎代謝量が増えことでのダイエット効果も期待できます。

「褐色脂肪細胞」の働きを活性化させるには?
自宅で出来るセルフケアとして、いくつかご紹介します。

(1)ヒートショックプロテインを利用する
ヒートショックプロテインとは、さまざまな環境ストレスで増加してそのストレスから細胞を防御するたんぱく質のことで、別名「熱ショックタンパク質」「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。このヒートショックプロテインを増やすためには、
・お風呂(40〜42℃のお風呂に10〜20分浸かるだけ)に浸かる。
・シャワーで肩甲骨付近に温・冷シャワーを交互にかける。
どちらかを行うだけで褐色脂肪細胞の働きを活性させてくれます。活性化させることで体の回復力も高まり、疲れにくい体づくりが出来ます。
※温度変化にご注意ください。※入浴後には適度な水分補給をしてください。

(2)肩甲骨のストレッチをする
肩まわし肩を回すだけでも効果があるのですが、ただ回すだけでなく肩甲骨の動きを意識して回すことで、より褐色脂肪細胞が活性化されます。
1.両肩に手を置く
2.肘を大きく回す(手は離さずに回す)
3.前に回したら必ず後ろ回しをする
☆ここがポイント☆
必ず肩甲骨を引き寄せたり、離したりを意識しながら回してみてください。
前回しで終わってしまうと肩が内側に入りやすくなるので、必ず最後は後ろ回しで終わるようにしましょう。肩の疲れや緊張が取れやすくなるので、朝起きたての体が強張っている際やデスクワークの休憩の際に行ってみるのもいいですね。

肩甲骨と骨盤・肩甲骨とカイロプラクティックの関係性
日常生活の中で出てくる体の歪み。普段の日常生活での行動が体に害を与えているかもしれません。骨盤の歪みが起きることで姿勢が崩れ、肩甲骨のハリも強くなって前傾姿勢になってしまいます。更に、基礎代謝が下がり、むくみやすかったり痩せにくい体になってしまうことも大いに考えられます。つまり、骨盤の歪みを改善することで肩甲骨のハリだけでなく体全般の不調の改善が見込めると言えるでしょう。まずは当院のカイロプラクティックで背骨〜骨盤をきれいに整え、正しい姿勢を体に馴染ませることから始めていきましょう。

「肩甲骨と骨盤矯正」「肩甲骨とカイロプラクティック」のことなら、西荻窪北口接骨院へ

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