健康コラム
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高齢者の転倒の原因と予防

高齢者の転倒でのケガは年々増加しております。その中で一番多いケガは骨折や打撲です。特に骨折に関して一番骨折しやすい個所は手首・肩(二に腕の付け根)・大腿骨(太ももの付け根)・腰骨・背骨などがあげられます。

今回は、「高齢者の転倒」にフォーカスし、その予防法についてのコラムをお届けします。

転倒の原因

転倒の原因は身体の状況に関連した『内的要因』と生活環境に関連した『外的要因』の2つに分けられます。

【内的要因】

・身体の状態変化
筋力が低下し、バランスが悪くなったり歩行動作が鈍る。
視野や視界が悪くなる。
感覚が鈍くなる。
・精神、心理面
焦りや不安、緊張、興奮、注意不足など。
・服薬状況
内臓の機能の低下・薬を飲み始めてからの体調の変化など。
(服薬している薬の数や種類が多かったり、あるいは薬の副作用による)

【外的要因】

・履物
脱げやすいものや滑りやすいもの
・床の状態
凸凹、段差、滑りやすさ
・明るさ/暗さ
夜間などの足元の明るさ/暗さ
・床の障害物
電気コードやカーペットなどの折れ端など

転倒を予防するには

では、転倒を予防するにはどうしたらいいのでしょうか。まずは転倒しない環境作りや服薬管理などがありますが、ここでは簡単な筋力トレーニングやバランス運動をいくつかご紹介します。

  1. 立位での背伸び、踵上げ(上下への重心運動)
    立位での背伸び、踵上げ(上下への重心運動)
  2. 片足立ち(バランス運動)
    片足立ち(バランス運動)
  3. 椅子から立ち座り(上下への重心運動)
    椅子から立ち座り(上下への重心運動)
    これらの運動を10回×2〜3セット行っていくのが理想ですが、はじめのうちは1セット、慣れてきたらその日の体調に合わせて回数を増減していくといいでしょう。
  4. 速歩(前後への重心運動)
    速歩(前後への重心運動)
    速歩は、まず軽くウォーミングアップをした後に、3分早歩き→3分ゆっくり歩き→3分早歩き…の繰り返し行ってください。最初は20〜30分を目標にするのがベストですが、その日の体調や気温に合わせて無理のないペースで楽しみながら行うことをおすすめします。

毎日コツコツと筋力トレーニングやバランス運動などを続けることによって身体には良い効果が期待されますが、もちろんトレーニングばかりしていたら身体も疲れてしまいますよね。

当院のカイロプラクティックでは、背骨・骨盤〜カラダ全体の骨格バランスを整えます。もちろん、転倒予防にも有効です。「つまづきやすい」「転びやすい」というご高齢の方が身近にいらっしゃいましたら、ぜひ当院での歪みチェック〜改善もあわせてお役立てください。

参考資料:転倒予防のススメ・高齢者:メルクマニュアル 家庭版

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